100年いきる家。
1世紀先の未来でも、ここ沖縄で暮らす。
RCの法定耐用年数は木造の倍以上となる47年。
日本が定める基準であり実際は100年以上ともいわれます。
現にコンクリート造のヨーロッパの住宅は、
100年経ってもそのカタチを変えることなく
存在しています。






沖縄の気候風土を考慮した
RC(鉄筋コンクリート)造で
安心・安全なマイホームを実現
鉄筋コンクリート(Reinforced Concrete)造を意味する「RC造」は、
鉄筋とコンクリートを組み合わせた構造体の総称で、その「強さ」が大きな魅力です。
とくにアイムホームが採用している「壁式構造」は、床や天井、壁など「面」で家屋を支えるため、
実際に住むことを考えた際にさまざまなメリットを有しています。
沖縄は圧倒的に
RC造住宅が多い!
全国的にはRC造住宅の比率は1%以下ですが、
沖縄県内においては、RC造の住宅はなんと87.9%。
具体的には、10軒の住宅があれば、
そのうちの9軒近くがRC造住宅だという結果になりました。
沖縄県における構造別住宅の比率
出典:国交省「建築着工統計調査」 沖縄県企画部統計課土地統計調査RC造
87.9%
木造
8.1%
鉄骨造
2.3%
壁式鉄筋
コンクリート構造
アイムホームでは、壁式鉄筋コンクリート工法(WRC - Wall Reinforced Concrete-)を採用しています。壁式鉄筋コンクリート工法とは、鉄筋コンクリート(RC)構造のひとつで柱に梁がなく、主に厚いコンクリートの壁(耐力壁)によって建物を支える構造です。RC造には「ラーメン構造」とこの「壁式構造」の2種類があります。一般的にラーメン構造とは鉄筋コンクリート構造に柱と梁を一体化して骨組を作ったものをいい、日本のマンションでも多く採用されている工法です。
一方の壁式構造は、柱がなく壁と床だけで建物を構成したものをいい、柱で支えるのではなく壁で支えるため、内外装の自由度と可変性に優れ、柱や梁がないので室内がすっきりと広く感じられます。また、壁自体も鉄筋コンクリートで作られているので、耐震性能がきちんと確保され、安全面でもほかの構造に比べて優れています。
ラーメン構造と
壁式構造の違い


鉄筋コンクリート(RC)住宅の特徴
POINT01耐震性
【住まいの耐震とは?】
日本の住まいには耐震基準が定められていますが、
その基準は「震度6強〜7の地震でもすぐには倒壊しない」という考え方でできています。
これは、最低限命は守れるが建物は建て直しが必要になる可能性が高いとも言えます。
地震の揺れに強い構造のRC造
地震発生時に揺れに耐えることで、
倒壊などから家族を守ります
倒壊のリスクが少なければ、
避難の際の安全確保につながり
家族を守ることができます
変形を最小限に抑える

RC造は地震でおきる多方向からの揺れ、特に横揺れによる建物の変形を最小限に抑えることができます。これにより、地震が起きた際に建物の損傷を少なくすることができます。
内装材の損傷も抑える

地震の揺れによる建物の変形を最小限に抑えることで、室内のビニールクロスや建具などの内装材への損傷も抑えることができ、万が一の際でも住まいの復旧を早めることにつながります。
「圧縮」にも「引っ張り」にも強い

RC造は圧縮される力に強いコンクリートと、引張の力に強い鉄筋でできていることから、この2つのメリットを活かし地震の揺れに耐えることができます。
木造・鉄骨造よりも強い

木造・鉄骨造はRC造と比較すると地震の揺れに対し建物の変形が大きくなります。木造は柔軟で変形しやすく、鉄骨造は木造より剛性が高いものの、その強さはRC造には及びません。
倒壊する割合が低い

結果、地震の揺れによる変形の大小により、地震が起きた際の建物の倒壊の差につながります。RC造は揺れに対する強さ・変形の少なさから木造と比較すると倒壊する割合が低いことがわかります。
台風にも強い

住まいにかかる横揺れは台風などの強風でも起こります。RC住宅は強風の横揺れに強いだけでなく、住まい自体の重量があることでも耐えることができます。
屋根が飛ばされない

屋根に瓦やスレートを使用していないので強風時に飛ばされる心配がなく、近隣への被害や屋根が飛ばされることによる雨漏りなどの心配も軽減できます。

RC造は津波にも強い
東日本大震災では、最大40mを超える津波が東北を襲いました。
住宅が流され、がれきが残るだけとなった地域もありましたが、
その中で唯一流されることなく建っていたのがRC住宅だったのです。
RC住宅の強度と重量、また現場打ち壁式工法であれば、
基礎と壁が隙間なくつながった構造になるため、
浸水しても基礎の中に水や泥が入ってこず津波の力に耐えることができたのです。

POINT02耐火性
【住まいの耐火とは?】
耐火性能・耐火構造とは、火災が終了するまでの間、建物の倒壊と延焼を防止する性能のことを指します。
つまり、耐火性の優れた建物は火事になっても倒壊しにくく、周囲への住宅の燃え広がりも抑えられます。
特に火災発生時に住宅の倒壊までの時間が確保できれば、家族が無事に避難する時間を確保できます。
火災に強いRC造の住宅
万が一の自宅の火災でも
自宅内での延焼を抑え
近隣住戸の火災からの
もらい火を防ぐことで
「家族を守る」安全な住まいに
圧倒的な燃えにくさ
火災での被害は住まいの延焼による資産の危機、大切な家族の命の危機です。RC造は1000℃に2時間以上耐えることができ、一般的に2時間以上燃え続ける火災は少ないことから火災に強い住まいと言えます。長時間高温に耐えられる住まいなら、万が一の火災の際でも人命優先に避難することができます。
火災時の有毒ガスを抑える

火災時には室内の製品や住まい自体が燃えることで有毒ガスまた刺激性のガスが発生することがあり、そのほとんどが呼吸により体内に入ることで危害を及ぼす可能性のあるものです。RC造はこういった有毒ガスの発生を抑えることができ、避難の際の人体への影響を抑えることにもつながります。
燃え広がるのを抑える

火災時に怖いのは火が燃え広がることです。自宅の火災の場合、出火元の部屋から他の部屋への延焼の恐れがあり、家族が気づかぬうちに火災に巻き込まれることが考えられます。また、近隣からのもらい火も火災の怖い点ですが、RC造は火に強い性質から延焼遮断帯(ファイヤーストップ)になり、近隣火災発生時に軒裏などから内部に火が侵入することを防ぎます。
火災保険料を抑えられる

火災保険料は建物の構造によって変わり、建物が燃えにくい構造であれば保険料が安く、燃えやすい構造であれば保険料が高くなります。 住宅の場合、建物の構造はM構造(マンション構造)、T構造(耐火構造)、H構造(非耐火構造)の3種類に分けられ、コンクリート造を含むM構造が最も保険料が安くH構造が最も高くなります。
木造・鉄骨造よりも火災に強い



ご紹介した通り、RC造は火災に強い構造と言えます。
一見火に強そうな鉄骨造も550℃で鉄骨が変形してしまう性質を持ち、木造は構造自体が燃える素材でできていること、
また260℃で着火し炭化することから、住まいと家族の火災時の安全にはRC造がふさわしいといえます。

重要な建物はRC造でできている
普段はあまり気に留めないところですが、
消防署や警察署など災害発生時に重要な拠点となる建物は実はRC造でできています。
災害発生時に倒壊や焼失してしまったら災害救助や地域の安全を守ることができません。
またガソリンスタンドなど火災のリスクが高い建物もRC造でできていることが多く、
そういった重要な建物に選ばれるRC造という構造は、
住まいに置き換えてみても安心を得ることができる構造といえます。

POINT03気密性
音の対策は、外から入ってくる音と
中から外に出ていく音の両方を考えます
音を気にせず暮らすことで
趣味を楽しむことができ
暮らしが豊かになります
床と壁を隙間なく一体化

RC造の中でも“現場打ち壁式工法”は床と壁とを隙間なく一体化することができるのでより気密性が高い構造と言われます。
高い遮音性能

遮音性能は、壁や床の厚さと密度によって大きく左右されます。厚く密度の高い材料は音を効果的に吸収し、外部の騒音を遮断します。
木造・鉄骨造よりも気密性が高い
コンクリートの壁は密度が高く、隙間が少ないため、外気の侵入や室内の空気漏れを防ぎやすくなっています
RC造住宅

隙間なく一体化できることで気密性が高く、また密度の高い構造から遮音性も高い
鉄骨造住宅

鉄は温まると膨張し冷えると縮まる特性があるため、外気温により伸縮し隙間が生じ気密性が下がる
木造住宅

通気性がよい反面気密性が低く音漏れしやすい
POINT04断熱性
高い断熱性は夏の暑さの対策になり
熱中症などの健康被害から
家族を守ることができます
また、暑さの対策になることで
空調効率がよくなり
光熱費を抑えられることから
暮らしが豊かになります
外気の影響を受けにくい
コンクリートは熱を蓄える性質があり外の温度の影響を受けにくい性質を持っています。 それによりクーラーによって整えられた室温が上がりにくく、夏は暑くなりにくい住まいにすることができます。
木造よりも断熱性が高い
一般木造の断熱

柱間に断熱材を入れるため、継ぎ目や隙間が生じ気密性が下がり、結露も発生しやすい。
コンクリートの断熱

コンクリートの内側を断熱材が覆うため、高い気密・断熱性能が発揮される。

アイムホームの住まいは空気質も◎
アイムホームの住まいは標準装備の給気&排気システムで
高温多湿な沖縄の気候に合わせた空気循環を実現しています。
RC現場打ち壁式工法の建物は気密性が高いので
より効率的に住まいの給排気を行います。

POINT05可変性
間取りの自由度が高い
型枠にコンクリートを流し込む工法なので型枠次第で様々な間取りが可能になります。
大開口や大空間も作れるのでライフスタイルに合った住まいづくりができます。
コンクリート工法
工事の流れ

01.捨てコンクリート

02.鉄筋工事・基礎

03.基礎コンクリート打設

04.打設完了

05.土壌処理

06.壁配筋

07.内装工事
暮らしの変化に対応できる
RC造は構造部分(スケルトン・箱)と内装・設備など(インフィル・内部・中身)で構成される構造のため、家族や暮らしの変化に合わせてインフィル部分を自由に変更することができます。

間取り変更例

POINT06デザイン性
RCならではの様々なデザインが楽しめる

RCの特徴である自由なデザイン性を象徴するアーチ型の門構え。白を基調とした南欧風をイメージしています。

沖縄らしい赤瓦をモチーフに光と空間のバランスや曲線にこだわった、RC造だからこそ体現できるデザインです。

リビングは約20帖、さらにフリースペースを確保した大空間を実現。シンプルモダンで飽きの来ないデザイン。
木造・鉄骨造との比較

木造・鉄骨造も間取りの自由性・暮らしの変化への対応ができないわけではありませんが、柱、梁で支える構造の場合、間仕切りと柱が一体化していることが多く大空間が作りにくい傾向にあります。 また、間仕切りと柱が一体化している場合、リフォームの際に取れない柱などがでてくることもあり、理想の間取りにできない場合があります。
Works

誰もが憧れる書斎は、RCの特徴である遮音性から集中して作業ができる空間を確保しています。


住空間を構成する“光”と“色”にこだわっています。滞在時間の長いリビングや寝室は間接照明を用い、専門スタッフがコーディネートした配色で心地よい空間を創出。細部までこだわった企画力で、ワンランク上の快適な空間づくりを実現しています。
POINT07資産価値
RC造の住まいは長く住めて家族を守り
長寿命の住宅で暮らしを豊かにする
資源の有効活用につながり
自然保護にもつながります
RCは長寿命で資産価値が高い

法定耐用年数47年、建物としては100年程度持つと言われるRC造。
RC造の住まいは長寿命で資産価値が高い住まいとも言えます。
床と壁を隙間なく一体化する工法のため、
シロアリの侵入経路を断つことからシロアリ被害を抑え、
住まいの資産価値の低下も防ぎます。
木造・鉄骨造との比較
法定耐用年数で比較すると、木造は22年・鉄骨造は34年とRC造と比べ資産価値を維持できる期間が短いことがわかります。
また資産価値だけでなく住まいのメンテナンス性も考えると、木造・鉄骨造はより短い期間での住まいのメンテナンスが必要になり、長期間維持するにはより費用がかかってくることがわかります。

これからも高品質で強い家を
沖縄のみなさまへ
The Okinawa’s Life
沖縄で暮らす、生きていく。
私たちが今もこの先も守り続けたいことは
誰もが安心して帰れるHOMEを
つくり続けることです
日常の何気ない「ただいま」も
久しぶりに帰省する家族の「ただいま」も
いつまでも大切に紡いでいけるように
これから起こりうる自然災害や課題に
常に向き合いながら
未来にふさわしい住宅を提供することで
沖縄の未来を担っていけることを
願っています
